衝撃なニュースが飛び込んできました…
「海の日、7月20日に固定=ハッピーマンデー制度改正へ―自民」
自民党は1日、7月の第3月曜日に指定されている「海の日」を制定当初の7月20日に戻す方針を固めた。共産党など一部を除く与野党が賛同しており、秋の臨時国会に祝日法改正案の共同提出を目指す。経済効果を意図して3連休を増やす「ハッピーマンデー」制度導入に伴い不確定となっていた日付を歴史的経緯を踏まえて固定することで、海の日の本来の趣旨を国民に周知するのが狙いだ。
1995年に制定された海の日は、2001年の祝日法改正により、9月の敬老の日とともに第3月曜日に指定。3連休を増やすことで、消費拡大など経済波及効果が期待された。しかし、海の日は本来、明治天皇が東北巡幸から横浜に帰港した日付にちなんで決められた経緯がある。
………これはきっついなぁ~っと
ただみなさんの意見なんかを見てみると…世の中全体ではこのニュース自体は歓迎してる人が多いみたいですねぇ~。
連休はいらないから週の真ん中に休みがあったほうが良いとか、サービス業だから土日は関係ないので3連休とかで忙しくなるぐらいなら連休なんかいらないとか…。
ただ…宿泊業としてはかなり衝撃的な話なんです
特に夏というのがまずいといいますか…。
昔、日記にも書いたかもしれませんが、冬と違って夏というのは期間が短すぎて…実際のところ8月しか売上が上がらない感じなんです。ウチが営業する7月、8月、9月の売上比率は1:8:1といった感じです…。
そして7月のこの海の日の連休は、白浜では花火大会もあり両日満室になることがほとんどで、たった2日間で7月の売上の約半分ぐらいを担ってます。まぁ~それぐらい7月の集客は週末に偏っているということなんです。
これがなくなるということは…7月はほぼ壊滅するというか…たぶん営業しないほうが良いぐらいになるかもってことに…
7月の週末は確かにお客さんが多いけど平日はなかなかお客さんがいない中で、週末だけ都合よく働いてくれる人がいるなら採算も合うでしょうけど、そんなうまくいくわけもなく…、結局、利益だけの話をしたら7月の営業をやる意味はないだろうなぁ~っと。
でも、働いてくれる人のことを考えると、だったらやらないという感じに簡単にいかない事情もあるし、実際にウチは7月や9月については宿の改修をしながら営業して、トータルは人件費分の利益がでてないけど宿は改修できたということで、外注してお金を外に出してしまうぐらいなら、外注でかかる費用を自分たちの人件費として自分たちで作業をしてするほうが良いって感じで帳尻を合わせていたりするので…。
正直なところ1ヶ月しか仕事がありませんけどで人材を確保できるとは思えないし、固定資産税はがっちり1年分かかるし、光熱費の基本料金もがっちりり1年分取られるしで…
つまり今まであった売上がなくなるけど、かかる経費は大差ないということは…今までのような経営ではかなりきつい状況になるってことです…。
たぶん他の宿さんも考えているかもですが…この辺りの宿は7月~9月しかお客さんがいませんし、これで7月の売上が極端に下がるとなると、唯一、集客の強い8月の宿泊代金の値上げを考えざるを得ない状況になっていくんじゃないかなぁ~っと。もちろん営業期間を短くする宿もでてくるかなぁ~っと
まぁ~世の中は自分の都合よく動くわけではないし…決まってしまったことみたいなのでどうしようもありませんけど…できれば9月とか10月とか11月なんかは連休が多いのでそっちを見直してほしかったという気持ちです…